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風水で理想の住まいを実現!運気を高めるポイントとは?富士・富士宮で家づくり

家づくりにおいて「間取り」や「資金計画」が重要なのはもちろんですが、昔から大切にされてきた考え方のひとつに「風水」があります。風水は中国で生まれた環境学ともいえる思想で、住まいの方位や間取り、色使いなどを工夫することで、住む人の運気や暮らしの快適さを高めるとされています。

富士市・富士宮市は富士山を望む自然環境に恵まれていますが、その一方で風の影響や湿気、日射条件といった地域特有の要素があります。こうした条件を考慮したうえで風水を取り入れると、より安心で居心地の良い住まいを実現できます。

この記事では「家づくり 風水」というキーワードに沿って、家づくりに役立つ風水の考え方と富士・富士宮ならではのポイントを詳しく解説します。

風水の基本的な考え方

風水の根本は「気の流れを整えること」です。
良い気(陽の気)を家に呼び込み、悪い気(陰の気)を滞らせないようにすることで、家全体に調和が生まれると考えられています。

“気”とは目に見えないエネルギーであり、自然の力と人の心身が影響し合うものとされます。そのため風水では、方位や間取り、色彩、そして周囲の自然環境を重視します。

たとえば南向きの部屋は太陽のエネルギーを取り込みやすく「活力」をもたらす方位とされ、北側は冷えやすいため「安定と落ち着き」を象徴します。

また、光や風の流れを遮る構造は気の停滞を生むと考えられており、通風・採光・整理整頓が風水の基本三原則とされています。

家づくりに風水を取り入れる意義

現代では、風水を単なる占いや迷信ではなく、「暮らしの質を高めるための環境デザイン」として活用する人が増えています。
良い気が流れる家は、自然と居心地が良く、家族が集まりたくなる場所になるからです。

たとえば明るく整理された玄関は、訪れる人に良い印象を与えるだけでなく、毎日出入りする家族の気分にも影響します。
また、北側の湿気対策や、寝室の換気計画を整えることは、健康面にも直結します。こうした“心地よさ”の積み重ねこそが、風水の本質的な目的でもあるのです。

富士・富士宮のように四季の変化がはっきりしている地域では、気候に合わせて風や光の流れをコントロールする設計が、風水の実践そのものといえます。

家づくり風水の基本ポイント

家の運気は、間取りや設備の配置で大きく変わるといわれています。
ここでは家づくりで特に取り入れやすい代表的な風水ポイントを紹介します。

玄関の位置と明るさ

風水では、玄関は「気の入り口」とされ、家全体の運気を左右する最重要ポイントです。明るく清潔で、整理された玄関は良い気を呼び込み、家族に活力を与えるといわれています。

富士・富士宮では北玄関の住宅も多く、日当たりが限られやすいため、照明・採光窓・鏡の使い方で明るさを演出することが大切です。

また、靴や傘、コートなどを出しっぱなしにせず、収納を玄関の一部に組み込む設計が効果的。
風水的にも、散らかりは悪い気を停滞させる原因とされるため、常に整えられた状態を保つことがポイントです。

リビングの位置

リビングは家族が集まる場所であり、風水では「家庭運」や「人間関係運」に関係する重要な空間です。太陽光がしっかり差し込む明るいリビングは、家族の会話が弾み、自然と良いエネルギーが循環すると考えられています。

富士・富士宮の家づくりでは、南側に富士山が見える立地も多く、「富士山を望む窓」をリビングに設ける設計は風水的にも吉とされます。山は“守り”の象徴であり、その存在を感じながら暮らすことは、精神の安定や家族の絆を深める意味を持ちます。

また、風通しを確保することで湿気やカビを防ぎ、健康面でも好影響を与えます。

キッチンの方位

キッチンは「火」と「水」を扱う場所であり、風水では「金運」や「健康運」を司るといわれています。火(コンロ)と水(シンク)の配置バランスが悪いと、運気が乱れるとされるため、両者が直接向かい合わないレイアウトが理想です。

一般的には南東が吉方位とされますが、富士・富士宮は湿度が高い地域のため、通風と採光を確保し、湿気をためない設計がポイントです。

また、キッチンを明るい色でまとめると、料理のモチベーションが上がり、自然と健康運にも良い影響を与えるといわれます。

トイレと水回り

風水においてトイレや浴室、洗面所などの水回りは「不浄の気」が発生しやすい場所とされています。
放置すると悪い気が停滞し、健康運や金運に影響を与える可能性があるため、常に清潔で換気の行き届いた状態を保つことが重要です。

富士・富士宮では冬の寒さで窓を閉め切りがちになるため、換気扇や除湿機を活用して空気を循環させる工夫が求められます。香りや観葉植物を取り入れることで、空間の気をリセットするのも効果的です。

また、トイレの蓋を閉める、マットやタオルを清潔に保つなど、日常の小さな習慣が風水的にも好影響を与えます。

富士・富士宮で風水を考えるときの地域性

風水の考え方は全国共通ですが、実際の取り入れ方は地域環境に合わせて調整することが大切です。
富士・富士宮には、地形・気候・自然環境に由来する独特の特徴があります。

富士山の方位と家づくり

富士山は日本を代表する霊峰であり、古くから“神聖な山”として崇められてきました。
風水では山は「守り」「安定」の象徴とされ、富士山を望む窓や方位を意識することは、精神的な安心感をもたらすとされています。

富士・富士宮では、リビングや書斎から富士山が見える家を設計する人が多く、これは単なる景観的な魅力にとどまらず、心の安定と家庭円満を導く要素にもなります。
また、山に向かって祈るような間取りは、古来から風水的にも良いとされる配置です。

強風と湿気への対応

富士山麓では一年を通して風が強く、特に春先や冬は冷たい風が吹き込みやすい地域です。
風水では「風通しを良くすること」が推奨されますが、実際には強風で家に負担をかけない設計が求められます。
窓の配置・庇の角度・防風フェンスの設置など、物理的な対策も風水の“気の流れを整える”工夫のひとつです。

また、湿気が多い気候はカビや結露の原因となり、健康運を下げる要因にもなります。
調湿効果のある自然素材(珪藻土・無垢材など)を活用することで、風水と機能性の両立が可能です。

冬の寒さ対策

富士・富士宮の冬は冷え込みが厳しく、北側の冷気が家全体に影響します。
風水的にも「冷え」は“気の滞り”を生み、健康運を下げる要因とされます。
断熱・気密性能を高めることは、快適な室内環境を守り、良い気を保つための風水的実践といえるでしょう。

また、暖かい照明や天然木を使った内装は、陽の気を増やし、家庭内の雰囲気を明るく保つ効果があります。

家づくりに取り入れたい風水の実践例

風水を生活に取り入れることは、難しいことではありません。
ここでは、実際の家づくりで簡単に取り入れられる実践的な工夫を紹介します。

カラーコーディネート

方位ごとに相性の良い色を取り入れるのは風水の代表的な方法です。
たとえば東は「木の気」を持ち、成長・発展を象徴するため緑や青が吉とされます。
南は「火の気」で赤やオレンジ、西は「金の気」で白や金色、北は「水の気」で黒や紺が好相性です。

富士・富士宮の自然豊かな風景に合わせて、アースカラーや木目調インテリアを取り入れるのもおすすめ。
自然素材の色合いは落ち着きをもたらし、心の安定にもつながります。

家具の配置

家具の配置は「気の流れ」を大きく左右します。
風水では玄関からリビングまで一直線に気が抜ける配置は避け、観葉植物や間仕切りで気を緩やかに流すのが理想とされます。

また、寝室ではベッドの位置も重要です。
ドアや窓の真正面に頭を向けると気が乱れやすいため、壁を背にして安心感を得られる配置にしましょう。
気の流れを意識した家具レイアウトは、心身のリズムを整えることにもつながります。

自然素材を活かす

木材や石、土、和紙など、自然の素材を積極的に取り入れることは風水的にも吉とされています。
自然素材は気を浄化し、温かみのある空間をつくります。

富士・富士宮では、地元工務店が無垢材や漆喰を使った自然素材住宅を多く手がけており、地域の気候にも相性が良いのが特徴です。

見た目の美しさだけでなく、湿度調整や空気の清浄効果も期待でき、健康面でもメリットがあります。

風水を取り入れるときの注意点

風水は、あくまで“暮らしを整えるためのヒント”です。
すべてを迷信的に信じすぎると、かえって家づくりが複雑になり、住みづらさを生む原因にもなります。

実用性とのバランス

「この方位が良い」「この形が縁起がいい」といった理論も、生活のしやすさを損なっては意味がありません。
たとえば、日当たりの悪い南東の土地を「方位が良い」と無理に選んでしまうと、湿気や寒さで後悔することもあります。

風水はあくまで“プラスαの考え方”として取り入れ、実用性と居心地の良さを両立させることが大切です。

家族の意見を大切にする

風水を優先しすぎて、家族の希望や暮らし方を無視してしまっては本末転倒です。
家は家族全員が毎日を過ごす場所。誰か一人だけの考えで決めるのではなく、全員が心地よいと感じる家を目指しましょう。

風水は「調和」を生むための学問です。家族の関係が調和していることこそ、最大の開運につながります。

まとめ

家づくりに風水を取り入れることは、快適で安心できる暮らしを実現するためのひとつの工夫です。玄関の明るさや水回りの清潔さなど、風水的なポイントは実際の住み心地にも直結します。

富士・富士宮の家づくりでは、富士山の方位、強風や湿気、寒さといった地域性を意識しながら風水を活用することで、運気と快適さの両立が可能になります。